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2004年12月18日
忘年会での激論
今日は学会の研究会とその忘年会がありました。
うちの研究室の学生はいつも研究会に参加しているので、忘年会
にも続けて参加してました。
閉会後、学生有志とOBのNYくんというメンバーで2次会を開催。
そこで学生のK藤くんがこんなことを。
「ゼミで発表する時、寝ている他のメンバーが気になる。もっと全員に
わかるような発表をするべきでは」
「ゼミ時間が延びると他のみんなに申し訳ないので、積極的に質問、
議論ができない」
これを聞いた俺は斬って捨てました。
「寝てるヤツのことは気にしなくていい。彼らは自分の責任において
自分の時間を無駄に過ごしているだけ。そんな連中にあわせて
発表の質を落とす必要はない。ゼミの時間は本来カリキュラムの
中に組み込まれており、卒論・修論の単位の一環だから、定刻を
過ぎていなければゼミの終了時間を気にする必要はない」
お互い酒が入っているため議論は紛糾。NYくんもたじたじです。
気にする、気にしないは学生としての感情論で、俺の主張は教員と
しての正論なので平行線をたどるしかないわけですが。
要するに自分の研究にわざわざ足かせをはめる必要はないって
ことなんだけどね。質問や議論によって自分や発表者の研究に
プラスになるなら大いにやるべし。聞いてる他のメンバーだって
得るモノはあるかもしれない。
みんなにわかってもらえるよう発表すること自体はいいことだけど、
そこに注力して研究の進みが鈍るなら本末転倒。
一応つけくわえておくと、K藤くんは勉強熱心で感心な学生です。
他人のことを気にしているだけで。
[研究室・ゼミ] 投稿者 Naru : 2004年12月18日 23:23
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