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2005年11月07日

ドラゴンズの今シーズンを総括する

日本シリーズも終わり、MVPと新人王も確定したことだしそろそろドラゴンズの今シーズンを
総括してみよう。

今年のドラゴンズと言えば、なんと言っても交流戦の負けっぷりが思い出される。しかし
これは本質的には優勝を逃した原因とは考えない。その後は見事に立て直し、二度までも
首位に0.5差まで詰め寄っている。交流戦前までは首位をぶっちぎりで独走していたことを
考えればペナントレースを面白くしたと考えていいだろう。

問題なのは、二度までも首位阪神を追いつめておきながらいずれも追い越しきれなかった
勝負弱さだ。あの伝説の10.8や日本シリーズ出場5回連続敗退を考えるともはやお家芸と
しか思えないこの勝負弱さを何とかしてくれ。

ぶっちゃけ、もし優勝したとしてもシリーズでロッテに勝てたとは思えないが。

投手陣を評価してみる。
当初考えられていた先発ローテは、川上、山本昌、野口、ドミンゴを柱とし、先発転向した
落合英二、山井、朝倉あたりを絡めていくというもの。
しかしいきなりドミンゴが離脱し、転向した落合や朝倉山井もパッとしない。野口は言うに
及ばず。先発陣は壊滅的状況だったと言える。
エース川上は夏場に入って大活躍を見せるも、阪神を追いつめる9月に入ってからなぜか
これでもかとばかりに負けて負けて負けまくる。今期に関しては、お家芸の勝負弱さは半分
近く川上の責任だろう。
対照的に良かったのがルーキー中田。9月の初めは中田でしか勝てないという時期もあり、
終盤の6連勝は優勝を既に断念したファンの心の支えだった。次期エースとしての活躍を
期待したい。
マルチネスも、手薄な左腕先発の穴をよく埋めてくれた。
中継ぎ以下リリーフ陣はルーキーの石井がちょびっと奮闘したが、平井・岡本がそろって
一発病でここ一番で打たれる。岡本はもともとあまり実績のある選手じゃないけど、去年の
大活躍があるのでどうしても期待してしまうな。
クローザーに本格転向した岩瀬は、「ランナーを出しておいて後続をばっさりと抑える」
という芸風を確立。いわゆる劇場だが、岩瀬の場合は「お戯れ&大虐殺」などと呼ばれた。
まぁ結果的に点を取られなきゃよく、なんだかんだで今年も60試合登板。防御率1.88もさる
ことながら、大魔神佐々木を抜く46セーブの日本記録は見事の一言。佐々木が記録達成の
頃に比べるとあまり騒がれていないのは、「岩瀬なら当然」という感覚だろうか。(笑)

続いて打撃陣を評価してみよう。
投手陣がいまいちぴりっとしない中でも首位を独走しかけたのは間違いなく打線の功績。
特に新4番ウッズの存在感は大きかった。本塁打は38本で今ひとつに見えるが、打率と
打点は自己最多の結果を残しており、役割は果たしたと見ていいだろう。ただし守備は
いまいちだった。
荒木、井端の1、2番コンビは今年も大活躍。特に井端の活躍は見事だった。それだけに
3番に座った立浪の不調が痛かった。明らかに3番タイプの福留を5番としたのは去年の
荒木・井端が出て立浪が返すパターンを重視した結果だろうが、得点圏打率.268ではどう
にもならない。つーかそれ以前に打率が.250そこそこじゃあねぇ。
その福留は序盤はあまり調子が上がってなかったけど、最終的にはそれなりの成績に。
この辺の帳尻ぶりは頼もしい。(笑)立浪に替わって3番に座ってからは絶好調となった。
やっぱり3番が向いていると思うがどうか。
不調の立浪をクリーンナップで使わざるを得なかったのは、アレックスの調子が上がらな
かったことにもよるだろう。打率、本塁打ともにもうちょっと迫力がほしい。開幕戦での
インパクトはすごかったが。

ウッズの加入で中日唯一の「レギュラー未定席」となったレフト。森野が比較的使われて
いたように思う。それなりの結果も出してるし、定着してほしい。
井上にはもうちょっと打撃の安定感がほしい。英智は守備要員としての出番は今年もそれ
なりにあったが、1割切ってる打率をなんとかせい。

俺なりに今期のドラゴンズMVPを選ぶなら、打は井端、投は岩瀬かな。
逆にV逸責任を負うべき逆MVPは、打は立浪、投は川上でしょうな。

[悲願の日本一達成まで] 投稿者 Naru : 2005年11月07日 20:26

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