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2006年06月07日
「国家の品格」を読んで
ちょっと前の話ですが、話題の書籍「国家の品格」を読みました。
もともと講演の内容をまとめ直したものなので少々読みづら・・・くはあり
ませんが、文章の格調が今ひとつという気はしました。
内容は共感できるものが多かったように思います。特に感心したくだりは
以下の2つ。
「真の国際人になるためには英語より母国語」
「天才の生まれるところには必ず美しい自然がある」
前者に関して、自分の母国について知らずに世界に出ると恥をかくことが
あるそうです。例えば日本文学は世界に認められていますが、外国の人
に「芥川の作品についてどう思うか?」などと訊かれて答えられないと
バカにされるとか。むぅ、なんてこったい。
個々の作品については難しいですが、詰め込みでも何でも小中学校の
国語の時間に様々な作品に触れることは大事なことなのかもしれません。
最近は授業時間が減っていて、小学校で物語的文章と論説的文章の
両方をやるのはなかなか難しいようですが。英語なんてやってる場合
じゃないぞ。
後者についてはまぁそのまんまですな。
天才になれるかどうかはさておき、やはり美しい自然の存在は人格形成
過程においてポジティブな働きがあるのかもしれません。
俺を子供の頃から山奥に連れ回してくれた両親に感謝ですな。将来もし
子供ができたら絶対山奥に連れて行こう。
(↑こう書くと捨てに行くみたいで不穏ですが)
小学校の教員をしている知人とこの本の話をしたら、著者の藤原先生と
言う人を知っているとか。大学の時にゼミを取ったことがあるんだそうです。
他の本もお薦めだそうなのでそのうちまた探してみよう。
[雑感&雑記] 投稿者 Naru : 2006年06月07日 19:18
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