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2008年12月20日

レッドクリフを見る

四十九日の会食後はS子さんと二人でお先に失礼させてもらって亀山を発ち
ました。今日はこのあと映画のレッドクリフを見るため、ワーナーマイカル桑名
へと移動です。
少し時間があるのでR1、R23を駆使して一般道で移動しました。亀山から
しばらくR1は名阪国道で有名なR25との重複区間です。このためこのような
豪華ダブルおにぎりも見かけました。

豪華ダブルおにぎり

これだけ若い番号同士の国道の重複おにぎり。ありがたやありがたや。(笑)

さてレッドクリフです。何でも、あれだけ宣伝活動に力を入れていた「私は貝に
なりたい」を抑えて興行成績トップを走っていたとか。三国志マニアである俺と
してはやはり一度見てみたい。というわけで、今日は法事の帰りという強行
日程にも関わらず予定を組込んだのでした。

レッドクリフ

んで感想ですが、総じて難しい映画だったと思います。三国志という作品は
登場人物がとても多いのです。小説などテキスト媒体であれば識別は容易
ですが映像作品ですと何だか誰が誰だかわからなくなってしまいます。
その辺は制作者側も意識していたのか小まめにテロップが出ていました。
「曹操(漢の丞相)」とか。あれはわかりやすくていいです。しかし俺は最後の
方、周瑜と趙雲の区別がつきづらくなってしまいました。トホホ。

三国志マニア的な観点から見ると、改変が多かったのが気になります。冒頭
の長坂の戦い(と思われるシーン)では関羽も大暴れでした。(本来は江夏へ
援軍要請に出かけていた)その辺はまぁ大筋に影響しないところだからいい
として、クライマックスの戦闘はワケわかりませんでしたな。なんだあれ。
赤壁の戦いと言えば水上戦だろ。適当に盛り上がりどころを用意した感が
強いですな。

登場人物では、劉備はいい感じでした。途中でワラジを編むシーンを入れた
演出はなかなか良かったと思います。
関羽はなんか朝青龍に似てるなと思ったら役者がモンゴルの人でした。(笑)
もうちょっと大きい人の方が良かったかな。
張飛はイメージ通りでしたね。趙雲もまぁあんなところか。
諸葛亮は金城武が演じてましたが、なかなかいい感じだったと思います。
作品によっては妖術師的に描かれることがあって俺はあまり好きじゃないの
ですが、この作品の諸葛亮は良かった。

呉陣営では周瑜はまぁあんなところかな。孫権はなんか小物というか小心に
描かれてたように思います。もっと器の大きい人物だと思うのですが。
甘興は中村獅童が演じていて、海賊上がりの荒くれらしい仕上がりとなって
いました。なかなか良かったと思います。
……ってあれ?甘興って誰だ?呉の海賊上がりの将軍って甘寧だろ。字の
興霸や関羽の息子である関興が交じってないか?
ネットで調べたらオリジナルエピソード挿入のための改変らしいですが、関羽
でオリジナルエピソードやってますからあんまり意味があるとは思えません。
ってのもネットでなされていた指摘なんですけどね。もっともだと思いました。
孫権の妹である孫夫人は尚香という名前で登場。基本男ばっかでむさ苦しい
場面が多いですから、良い配慮だったと思います。ちょっとコメディリリーフ的
役回りだったのもアクセントとしては良いかも。

魏陣営では、曹操が何だか変態ぽく描かれていて笑いました。どんだけ小喬
に執着してんだよ。確かにそういう側面を強調してる作品もありましたが、ここ
まで強調してるのは初めてです。
魏の他の武将たちはあまりキャラが立っていませんでしたな。演義では脇役
くさい蔡瑁と張允くらいか。あとちょろっと孔融。クライマックスの戦闘に出て
きた将軍はオリキャラみたいだし。
キャストによると荀攸と程イクが出ていたようですが、劇中ではわかりません
でした。

まぁ細かいところはともかくとして、全体としてみればそこそこ楽しめる映画で
した。続編は来年4月公開だそうなので楽しみにしたいと思います。

[外出・お出かけ] 投稿者 Naru : 2008年12月20日 23:46

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