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2006年12月22日

助教という謎の職位

俺は大学で助手という職位に就いています。学校教育法によると助手の仕事は
「教授及び助教授の職務を助ける」となっています。
実際には大学によって様々ですが、うちの大学では学生の卒論や修論の指導
補助、演習や実験科目の指導が教育上の主な業務であり、これらをこなしつつ
自分の研究をするということになります。
英語ではReserch Asociateであり、Reserch Assistantではありません。

この度、学校教育法の改正に伴って来年度からは助教という職位に就くことに
なりました。助教授ではありません。助教です。耳慣れないですね。
学校教育法によると助教の仕事は「専攻分野について、教育上、研究上又は
実務上の知識及び能力を有する者であつて、学生を教授し、その研究を指導し、
又は研究に従事する」とされています。補助ではなく、直接学生を指導できる
ようになっていることが大きな違いです。英語ではAssistant Professorかな。
(助教授は准教授とされ、英語でAsociate Professorなのはそのまま)
実際の職務はこれまた大学によって様々で、どさくさに紛れて任期制を導入され
たりするひどい話も耳にしますが、この度うちの大学でもようやく助教の扱いに
ついて案が出されました。
現在の助手については助教となった後も任期は無し、演習や実験科目について
実際の指導だけでなく名目上も担当となる(現在は名目上の担当が別にいる)、
卒論の指導を担当できる(実際に担当するかは別)、待遇は現在のまま、という
骨子です。

まぁぶっちゃけた話、仕事が増える可能性があって、お給料はそのままと考え
れば間違いありませんな。
個人的には任期制の導入だけは勘弁してほしかったので、落としどころとしては
こんなところではないでしょうか。

[教員生活] 投稿者 Naru : 2006年12月22日 21:21

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