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2008年04月18日
mixiで見つけた変なコラム
mixiで「説得力が倍増!上司がうなずく数字的トーク」というコラムが紹介されて
ました。出展はゲンダイネットです。
要するに論理的な、あるいは数字を出して客観的な話し方をすることで説得力を
増すことができるというような話です。
日本人はこのような話し方が苦手で、その根底には数学力の低下があるとして
います。学習到達度調査(PISA)の成績は下降の一途であるということでした。
そのPISA問題例としてこんなものが載っていました。
【問】
> ベースとしてチーズとトマトの2つをトッピングしたピザを出すピザ屋が
> あります。トッピングを追加することもできます。選べるのはオリーブ、
> ハム、マッシュルーム、サラミの4種類。何通りの組み合わせを選ぶこと
> ができますか?
この問題の答えは6通りなんだそうですが、いかがでしょうか。
俺はすぐにおかしいことに気がつきました。そう、この問題はトッピングを何種類
追加できるかが指定されていないのです!
多分本来は2種類追加するって問題なんでしょうね。それなら4C2で6通りという
のは中学3年生以上なら解けるはずです。
このままだと何種類追加してもいいってことになってしまうので、俺なら1種類、
2種類、3種類、4種類追加するケースをすべて考えて15通りと回答しますな。
(2の4乗である16から「何も追加しない」分の1を引いて15通り。4C1、4C2、
4C3、4C4の和を考えても同じ)
元の問題が載っているサイトを見ると、やはり2種類を追加するというのが前提
条件となっていました。
数学力の低下によるコミュニケーションの問題を論じるコラムにおいてこれだけ
致命的な条件の欠落をやらかすようでは、もうなにをか言わんやですな。
[雑感&雑記] 投稿者 Naru : 2008年04月18日 23:42
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