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2007年09月18日

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を見る

テニスの後、急に思い立って車を飛ばし、笹島の109シネマズへ急行。夕食に
ポムの樹でオムライスを食べてから、今さらながら「ハリー・ポッターと不死鳥の
騎士団」を見てきました。

俺はランチメイト症候群とは無縁の人間で、学生時代から1人で食事をすることに
何のためらいもありません。群れるの好きじゃないんで。大学ではボスや学生らと
一緒に学食へ行くこともありますが、どちらかといえば1人で食べたい派ですな。
そんな俺ですが、映画は1人では見に行けません。たぶんその理由は本質的に
ランチメイト症候群と同じでしょう。何か「寂しいヤツだ」的に見られそうで。

しかし今日はそんな臆病な自分を打破。1人で行ってきました。カップルばっかり
だったらどうしようという心配も杞憂に終わり、何と会場には俺を入れて4人しか
観客がいない始末。すげー、貸し切り状態だ。(笑)
しかも4人のうち、俺の他にも「1人」の人がいました。いるもんだなぁ。ちょっと
勇気づけられたぞ。むしろこの気楽さが快適でやみつきになったらどうしよう。(笑)

んで映画の感想ですが、今回は前作の復習と新作の予習を怠ったために序盤は
話について行くだけでやっとでした。つうかのっけから知らない人がいっぱい出て
きて困った。フィッグおばさんとか、ハリーを助けに来た闇祓いの連中とか。
片眼で杖ついた大柄な男(ムーディ)はどっかで見たことあると思ったら、前作に
出てきた不遇な「闇の魔術に対する防衛術の先生」じゃないですか。むぅ、本当は
こんなに凄い人だったのか。

んで今作の本筋ですが、これはもう新キャラのインパクトに尽きますね。
まずドローレス・アンブリッジ先生。あの一見陽気なおばさん、実は陰湿で残忍
というキャラの立て方がいい。規律を重んじる教育方針は俺の好むところですが、
ただ厳しくするだけで生徒たちを納得させられてないあたり、学校モノによくある
悪役的キャラです。その末路?もお約束的で安心してみてられました。(笑)
今作の基本的なストーリーは、この人の傍若無人なやり口とそれに対するレジス
タンス的活動(ダンブルドア軍団)が根幹です。
しかもこの人が今回の「闇の(略)」の先生です。のっけからキーパーソン大活躍。

それからルーナ・ラブグッド。最初出てきたときは何者かと思いましたが新キャラ
だったようで一安心。なかなかの不思議ちゃん振りが良かった。クライマックス
近くでのセリフ「飛ぶンだよ」には不覚にも萌えました。字幕だったのにな。
校内ではイジメに遭ってたようですが、あの学校イジメ多いな。ハリーも前作で
やられてたし。

あと新キャラではありませんが、ネビルの活躍が光ってました。今までは劣等生
的存在だったのに、軍団では魔術の上達が著しかったし最後の戦いでも奮戦。
こういう変化は見てて好もしいですね。
前作のヒロイン的存在のチョウは今作でついにハリーとくっついたかと思いきや
見事などんでん返し。てかあの扱いはひどすぎないかな。魔法薬の作用による
ものだとしてもねぇ・・・。

ルーナやネビルが活躍する一方でロンやハーマイオニーは影が薄くなってきたな。
キャラクター多い作品だからしょうがないんだけどさ。

シリウスが死ぬことは知りませんでしたが、作中では死にフラグ立ててましたな。
ハリーに「すべてが終わったら、一緒に暮らそう」って典型的過ぎだ。
従姉妹の魔女がなかなか切れたキャラで、敵方だけど今後の活躍に期待。

総じて、アンブリッジ先生(ひいては魔法省)への対抗と、ハリーを狙う「例のあの
人」の活動がストーリーの軸でしたが、ちょっと混乱気味でした。それぞれ無関係
じゃないだけに。原作を読んで整理し直した方がいいかな。途中までですが新書
版もあるようだし。
展開としては新キャラいっぱい出てきたし、子供たちだけでなく大人の魔法使い
(特にダンブルドア先生)の活躍もあったので大満足でした。
いつになるか分かりませんが次回作にも期待!

[趣味・サブカル] 投稿者 Naru : 2007年09月18日 23:53

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