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2008年02月20日
卒業研究が進まなかった学生を留年させる
今日の卒論発表会後に行われた会議におきまして、去年の4月に卒論着手させる
かどうか揉めた学生を留年させることが確定しました。
彼はせっかく着手を認められたのに、4年生としてのこの1年間で卒業研究を完遂
させることができず、卒論の成果としての内容がほとんどないのだそうです。
操作ミスではなく自暴自棄になった末にデータを自分で消去した、その後復旧に
努めたものの1度自分で作ったはずのプログラムをまったく作成できない等、挙動
不審な面があったので仕方ないでしょう。
4月に彼の卒論着手を認めたくなかった俺としては、認めることに賛成した先生方に
「だから言っただろ」と言いたい気持ちでいっぱいです。(笑)
会議中にとある先生がこう仰りました。
「学生に甘く対応すると大抵後でうまくいかなくなる」
ところがこの先生は4月にはこう仰っていました。
「単位数としては足りているので卒業研究を行う上で支障があるほどではない」
言ってることに全然一貫性がないよ!てか今日のご発言をあなんで4月にはして
くれなかったんだか。(苦笑)
件の学生は推薦で就職内定していたため、内定先の企業にも多大なるご迷惑を
おかけしてしまうことになります。ただ卒業していく学生の品質確保という点を考慮
すればやむを得ないことではありますが。いい加減な学生を卒業させるわけには
いきませんからね。
それ以前にそんな学生を推薦してしまったことの方が問題としては大きいような。
[教員生活] 投稿者 Naru : 21:26 | コメント (0) | トラックバック (0)
卒論発表会が行われる
今日は卒論の発表会が行われました。うちのコースの4年生は40人弱いるため、
2会場に分かれての開催です。
俺は今の大学に着任してからちょうど4年目であるため、今年の4年生は1年生の
時から知ってるヤツらです。今までだと自分とこのゼミの学生以外はよく知らない
ヤツらばかりでしたので、非常に感慨深いし発表を聴いていても楽しめました。
2つある会場を行ったり来たりしながら結局ずっと聴講していました。
俺が副査を務めた学生の発表は、事前に質問事項を渡していたため質疑応答が
非常にスムーズでした。回答内容も納得のいく物で、総合していい発表であった
と思います。
隣の研究室の学生の発表で、俺は副査でも何でもないのに質問をするよう振られ
てしまいました。非常に抽象的というか哲学的なテーマで、内容も考察が中心で
あったため、「この研究のアウトプットで、『こんな意外なことがわかった』といった
ことはありますか」と質問。その学生は、「人生で役立つことがいろいろとわかった
ため、自分の今後の人生に生かしていきたい」と回答。
誰が上手いこと言えと。(笑)
俺に質問するよう振ってきた先生(その学生の指導教員)にも「いい質問をどうも
ありがとう」と言われました。何だか質問を誘われたような気がしてなりませんな。
うちのゼミの学生たちの発表は、まぁそこそこうまくできたように思います。特に
毎年厳しいご指摘をしてくださる先生に対してちゃんと対応できたのは良かった。
質問の意味をうまく理解できていないヤツもいましたが。
[教員生活] 投稿者 Naru : 21:01 | コメント (0) | トラックバック (0)