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2009年02月18日

卒論発表会が行われる

今日は卒論の発表会が行われました。今年の4年生は50人弱と多いため、朝から
夕方までプログラムはぎっしりと詰め込まれています。
昨年もそうでしたが、今の学生は1年生の時から面倒を見ています。特に去年留年
した学生が3人ほどいて、彼らの発表を聴くのは大変に感慨深いものがありました。
何の因果か今年は3本も副査を担当することになっていて、しかもうち2本は留年生
の卒論でした。何と言うことだ。(笑)

今年も副査としての指摘内容は事前に学生に伝えておきましたので、質疑応答は
大変スムーズに進行しました。
しかし最後の1人だけは卒論を持ってくるのが遅かったため指摘事項を伝えられて
いませんでした。しかも彼の分析は個人内変動を無視して個人間変動について議論
していたため、統計が専門である俺としては看過し得ません。当然その点について
質問をします。しかし彼は指摘の意味が理解できなかったようで、質疑応答は完全に
空転してしまいました。トホホ。
見かねて指導教員であるK先生が割って入ってくださり、その場は収めました。ただ
彼の審査についてはK先生のご了解も得て、後日俺に対して納得のいく回答をする
ことを合格の条件としておきました。さて、どう対応してくれるか楽しみですな。フフフ。
ちなみにK先生からは「落としちゃってもいいですよ」と言われています。(笑)

留年生3人のうち、俺が副査を務めた2人以外のもう1人は去年この時期に留年が
確定した学生
です。1年生の時から手のかかる学生でしたし、彼の発表順は大ラス
だったので先生方が大勢集まって来ました。やはり皆さん感慨を持ってらっしゃるの
でしょうね。
しかし彼は緊張してしまったのかもともと大して理解しないで取り組んでいたのか、
質疑応答になると口をぽかんと開けてノーリアクション状態。大丈夫なのかオイ。
質問は非常に好意的なものでしたが、まったく対応できない状態だったので今回の
審査結果も保留となりました。最後までかましてくれるヤツです。

[教員生活] 投稿者 Naru : 2009年02月18日 19:11

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