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2009年10月02日

トラブルは続くよ

朝一番で、担当する3年生が何人か成績表を持ってきてくれました。学務課から再送
されてきた資料とつきあわせたところGPAは一致しています。これなら大丈夫だな。

続いては昨日前期の必修科目を落としたことが判明した学生が出頭してきました。
ルール上はどうあがいても条件を満たせないこと、これを免除しても他にリーチをかけ
ている科目が多く、すべて履修することは困難であることを説明。
説明の途中で、今まさにそのリーチ科目の1つが開講されていることに気づきました。
もうこんな話は後でいいから授業に行ってこい!と送り出しました。

授業終了後この学生が再度出頭。最終判断は教室会議で決まるので、「ダメかも知れ
ないが一応ゼミ配属希望は出しておくように」と指示しておきました。

夕方にゼミ配属の1次希望調査を終了。集計を行い、結果を回覧。さらに上記の学生
の扱いについて学科長に提案を行い、了承を頂きました。これは「彼を入れた配属」と
「彼を入れない配属」を行い、彼の配属されたゼミの教員が認めれば条件緩和すると
いうものです。配属作業を2度行い、短時間で配属先の教員と協議しないといけない
のがネックになります。

しかし退勤間近になってから他の先生から「この学生は除いて配属を行い、条件緩和
については時間をとって検討し、緩和することになったら配属人数の少ないゼミに配属
してはどうか」との提案が。
この提案は俺的にはあらゆる面で没です。まず検討に割ける時間はありません。ゼミ
配属が完了すれば各ゼミでは3年ゼミが始まるので、後からさらに学生を配属しては
混乱してしまいます。次に、他の学生と当該の学生で配属方法が異なり、不公平が
生じます。さらに、条件緩和自体が例外事項であるのに、さらに配属においても例外
を認めてはルールの存在価値に関わってきます。もう全然ダメです。
担当者としては反対である旨を表明し、検討に時間が必要なくらいなら条件緩和は
認めずルール通りやった方がいいと改めて提案をしておきました。

だいたい結論は緩和するかしないかの2つだけで、検討に必要な情報は出揃ってる
(こんなこともあろうかと彼の成績は控えてあります)ので、とっとと検討すりゃいいん
ですよ。ぐだぐだと不毛な議論する必要はありません!
だいたい以前条件緩和した学生はその後結局ダメだったんですよ。今回は以前より
さらに本人の状況は厳しいんです。議論の余地はないと思いますがね。

[演習・学生指導] 投稿者 Naru : 2009年10月02日 20:51

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