名球会の入会条件を考える

投手の分業化により200勝達成が難しくなってきた昨今、名球会の入会条件緩和が取り沙汰されています。現在は200勝か250セーブが条件ですが、勝利数とセーブ数を合算することが検討されているようです。

個人的には、勝利とセーブの価値が異なるため、単純に足し算するのは芸がないと思います。(勝利/200)^2+(セーブ/250)^2が1を超えたら入会ということでどうかな。

イメージとして勝利数とセーブ数を合算するというのは、勝利数を縦軸、セーブ数を横軸に採った時に、(0,200)と(250,0)の2点を直線で結び、この線を越えればOKというものです。

上記の案は、この2点を直線で結ぶのではなく、円弧で結ぶイメージですね。これだと勝利とセーブの一方に偏る際には現行とあまり変わりありませんが、勝利とセーブを同程度に稼いでいる場合には厳しめの基準になります。142勝177セーブくらい必要。

ちょっと試算したところ、現状この基準をクリアできそうな人は誰もいませんでした。(;^_^A 藤川球児(48勝225セーブ)も大野豊(148勝138セーブ)も松岡弘(191勝41セーブ)も届かない。厳しすぎるな。

合算で緩和するなら、日米通算でなくNPBの記録に限ることにするというのも一案ですな。というかMLBの記録を合算するなら、韓国や台湾など、他の国のプロ野球リーグでの記録も合算できるようにしないと不公平だと思います。

あとは勝利とセーブだけでなく、ホールドや試合数ないし投球回数でも入会できるようにするというのも一案ですね。
試合数だと出場しただけでも稼げてしまいますが、投球回数なら「アウトを取らないと稼げない」し、一般に先発投手の方が多く稼げますから、いいかもしれません。