今年のWBCはドミニカがプエルトリコを破って全勝での初優勝を果たしました。
実力差が勝敗に反映される度合いの小さい野球で全勝というのは大したものです。
日本は残念でしたが、いろんな国が優勝した方が大会としては盛り上がるので、いい
ことだったかも知れません。
予選を突破した台湾やブラジルは日本を大いに苦しめましたし、オランダは初めて
決勝ラウンドへの進出を果たしました。野球の国際大会では日韓米やキューバが強豪
として知られていますが、こういった国が出てくるのもいいことです。
ただ毎回本命に推される野球発祥国とでも言うべきアメリカがたまには優勝しないと
大会の権威付けとしてはどうかという気もします。それに普段は本命が勝つからこそ
番狂わせというのは面白いのですよ。
毎回日本と鎬を削っていた韓国は1次リーグで得失点率に泣き、世界最強と目される
キューバも2次リーグでオランダに連敗して敗退。そう言えば韓国もオランダに負け
たんだよな。恐るべしダークホースオランダ。
大会形式は、1次・2次ラウンドとも総当たり戦だった第1回、同じく両ラウンドとも
ダブルエリミネート式トーナメントとした第2回の間を取ったか、1次ラウンドは総
当たり戦、2次ラウンドはダブルエリミネートトーナメントとなりました。
そのため前々から指摘しているとおり、1次ラウンドでは勝敗で並んだ場合の順位
決定方法が、2次ラウンドでは同一対戦カードの存在が問題となりました。
やっぱり野球に得失点率とかそぐわないですね。そういう意味でダブルエリミネート
というのはいい大会形式だと思ったのですが。
同一カードの存在は1次リーグから2次リーグに進出する時に、同じ組からの進出
チームは別々の組に分けることにすればある程度解決すると思うのですが。運営側は
ここに関しては頑なですな。
あとはメジャーリーガーを始めとして、もうちょっと代表オファーを受けた選手が
出場しやすいような仕組み作りをお願いしたいですな。ちゃんとベストメンバーで
戦わないと意味がないです。韓国も代表チームの編成に苦労したと聞きます。
この辺は大リーグ側の協力も必要でしょうか。
日本の結果としては、優勝を逃したのは残念ですが、「ベスト4進出」「韓国より
上位」「ドラゴンズ選手(井端)の活躍」が果たされたことは非常に満足です。
井端は2次ラウンドMVP、大会優秀選手にも選出されました。神様仏様井端様♪
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