ドラゴンズの2011シーズンを総括する

だいぶ遅くなりましたが、今シーズンの総括をしたいと思います。
何と言っても今年は球団史上初の連覇を果たしたことに尽きますね。去年にも
増して投高打低なチームでしたが、粘り強く勝ちを積み上げました。特に9月
以降の強さは素晴らしかった。

ただ連覇を果たし、CSも勝ち抜いてはいますが、日本シリーズはいずれも7戦
まで戦って敗退。今ひとつ勝ちきれない体質はまだまだ払拭されていないよう
に思います。
今年で言えば、第4戦の6回裏、ノーアウト2・3塁から満塁の大チャンスで
森福に無得点に抑えられたのがターニングポイントだったでしょうか。あれだけ
強かったホームで3連敗は想定外ですよ。敵地で3勝1敗も充分に想定外です
けども。

さてマイMVPですが、野手の選考は難しい。マイMVPおよび逆MVPは活躍の
絶対量だけでなく、事前期待との差も重視しているんですが、今年は全体に低調
でしたからね。平田と大島が比較的頑張ってくれましたが、規定打席に達して
いないので不動のレギュラーとは言い難い。ここは該当者なしで。平田は特別賞
でもいいかな。
投手の部は、吉見としておきます。エースとして重要な試合を任されながらも
あれだけの成績を残したのは立派です。10月のスワローズ4連戦の最終戦にて
完封勝利を挙げたのも大きいな。ポストシーズンの大活躍も印象的でした。

逆MVPは、野手の部は森野と和田で迷ったのですが、ここはダブル受賞で。特に
和田は昨年までの「和田なら何とかしてくれる」感がだいぶ薄れてしまったのが
残念でした。来年は打法改造を完成させて、再び光り輝いてもらいたいです。
投手の部は高橋聡文で。去年は浅尾と並んで左右のセットアッパーとして獅子
奮迅の活躍でしたが、今年は故障でほぼ何もしてないですから。小林正や三瀬が
踏ん張ってくれたので戦力的な影響は最小限でしたが、しっかり治して浅尾と
共にもう一度必勝リレーの一角を担ってもらいたいものです。

なお今年の観戦試合はシーズン19試合で11勝8敗。最後は6連勝で締めました。
チーム状態と密接に関連してますね。
ポストシーズンは4試合2勝2敗。CSで2つ勝ってシリーズは2つ負けです。
他にオールスターゲームで1勝、全早慶戦で1勝でした。