自炊代行業者を擁護する

今日は大学から自宅まで全行程歩いて帰りました。もう何回か実施している
全面徒歩帰宅ですが、だいぶ慣れてきましたかな。

さて、漫画家や作家の方が自炊代行業者を訴えたそうです。裁断された本が
ヤフオクに出回ったり、スキャンされた電子ファイルがネットに流れたりと
いった現状を鑑みて、私的複製の範疇を超えているというのが訴えの趣旨の
ようです。

しかし、業者でなく個人が自炊しても同様の問題は発生し得ますし、そもそも
そういった行為はそれ自体が問題なのであって自炊代行とは切り離して考える
べきだと思います。

また、裁断された本は正視に耐えないなどという人もいます。上記の著作権的
な問題を別にすればこれは純粋に感情の問題であると考えます。しかし普通に
廃棄するのは良くて裁断はダメというのは解せません。廃棄もダメということ
になれば本を手放すことは不可能になり、蔵書が増える一方になってしまい
ますよね。
本の裁断を批判するのは自炊代行業者を批判するための理由付けではないで
しょうかね。

そもそも本で大事なのは紙を製本してできた本という物体ではなく、そこに
記されている内容即ち情報であるはずです。物体から情報を抽出して、場所を
取らない電子媒体で記録できるわけですから、これは便利としか言いようが
ありません。仮に法的に問題があるなら業態を変更するなりして対応して
もらいたいです。

まぁ俺は電子化したい本はほぼ電子化を終えてますから、最悪現時点で自炊
代行業が潰れてもそれほどダメージはないんですけどね。ただやっぱり便利
でしたので、できれば今後も利用したいと思っています。
頑張れ自炊代行業者さん!くたばれ違法コピー厨!