共同研究打ち合わせであわや不祥事

今日は午前中にゼミがあり、午後には共同研究の打ち合わせがありました。

打ち合わせではうちの大学に設けた実験環境と試料の確認を行いました。ところが学生が保管していた実験室の鍵が見当たりません。おいおい、どういうことだ。

保管していた学生が言うには、今日使うために昨日帰宅前に鍵を確認し、間違いなく大学に置いていったということでした。ならば何故ないのか。
昨夜は昨日ゼミで発表しなかった学生が研究室に泊まっていたそうなので、俺は冗談半分で「昨日いたヤツは1人しかいないんだから、もう自明じゃん。中で寝てるんじゃないの?」などと言ってました。

鍵がなければどうしようもないので、学科で保管しているマスターの鍵をこっそり借りてきて実験室を開け、事なきを得ました。

研究会終了後に、鍵を保管していた学生が言うには、昨日泊まった学生がやはり鍵を勝手に持ち出して実験室で寝泊まりをしていたとのことでした。そして俺らが実験室を確認してる間に返しに来て、さっさと帰ったとのこと。

これは俺としては見過ごせません。この実験室はちょっと無理を言って学科から特別に借りている部屋で、鍵は厳重に管理する必要があります。去年は俺が管理し、学生が実験で使用する時には貸出簿に記入させてから鍵を貸し出していました。
しかしそれでは大変なので、昨年度末からボスの一存で学生に鍵の管理を任せるようになっていたのです。もし鍵や実験室に何かあれば責任問題です。

しかも共同研究で使っているわけですから、何かあれば相手先にも迷惑がかかります。関係している学生の卒論や修論に影響することも考えられます。
いい加減な学生の行為で本人の就職や卒業に影響するのは自業自得というか自己責任ですが、こちらの管理責任になったり共同研究先や他の学生に迷惑がかかってしまう恐れがあったわけです。

打ち合わせ終了後、ボスにことの顛末を話して、「厳しく指導を」と促したのですが、ボスは「まぁ今日はなんとかなって良かった」とのこと。
そういうことじゃねぇんだよ!何かずれてるなぁうちのボスも......。まぁいつものことではありますが。

これはゼミ発表の件と合わせて、俺の方から厳しく言っておくべきかなぁ。