今日は午前中にゼミに参加。午後はデータ解析演習の指導をしました。今日はシミュレーション実験を利用した、かなり応用編の課題を出しました。
ところで今日は、小保方さんの学位論文に関する調査結果が出ました。いろいろと問題はありましたが、草稿が誤って提出されたということを認め、学位の取り消しはしないのだとか。
これは英断だったと思います。学位審査にも問題があったわけですが、やはり遡って処分というのは避けるべきです。草稿が提出されたというなら、本来提出するべきだった正式版と差し替えるなりそれを元に再審査するなりすればいいと思います。
出口と入口の違いはありますが、例えば小論文を書いて入試に合格した学生に対して、入学後に「書いてもらった小論文に問題点が見つかったから合格は取り消しね」などと対応していたらどれだけの混乱が起こるでしょうか。
あるいは卒業した学生に「○○年の△△の試験で不正が見つかったから、単位取り消します。必修科目だから卒業も取り消しになります」としたらどうなるか。程度の差はあるが、遡って処分することにはそういう問題があります。
コメント