大阪都構想の住民投票

今日は大阪都構想の住民投票が行われ、即日開票の模様をテレビ(NHK)で見守っていました。

開票序盤から結構な僅差で推移していましたが、徐々に賛成が差を拡げる展開に。これはもしかして賛成多数で可決か?とも思いましたが、最大2万ほど差を付けると今度は徐々に反対が追い上げを見せてきました。これは最後までわからない......。

22時半過ぎの開票率81%の時点で、賛成が反対を6000票上回っているにも関わらずNHKが反対多数確実を報じました。まだ開票の終わってない地域では反対の優勢が世論調査や出口調査で明らかになっているんですな。結局最終的には反対が1万票ほど差を付けて開票終了となりました。これで都構想は否決され、橋下さんは任期満了次第政治家を引退することになります。

大阪都構想、府市統合する構想そのものは面白いと思うんですけどね。どうもやっぱりメリットが見えにくかった。府と市が(今の橋下さんと松井さんのように)しっかり連携していけば二重行政解消できそうでしたし、敢えて府市統合しなければならない必然性が弱かったように思います。
ついでに言えば、大阪「都」にする必要もないでしょう。府のままで統合できるんだから。

しかしこれだけ僅差だったのに廃案となるのも勿体ない気がします。もうちょっと議論を続けるという選択肢はなかったのでしょうか。いやまぁ最終決着を付けるための住民投票なんでしょうけども......。

国政では自民党(安倍さん)が憲法改正を狙っていますが、しっかり説明を尽くさないと発議できても今回の住民投票のように否決に終わりそうな気がしますな。どうなることやら。