今日は安倍総理がTPP交渉に参加するとの記者会見を行っていました。参議院選挙の
前によく決断したな。選挙まではもっと無難に過ごしていくかと思ったけども。
TPPの方で決断を迫られるようなタイミングがあったのでしょうか。
TPPの参加不参加を巡っては今でも賛否両論が渦巻いていますが、総じて関税撤廃で
有利になる輸出産業は賛成、関税撤廃で安価になる輸入製品と競合する産業は反対の
立場のようです。自分のことばっかかい。
それらを総合した立場でのメリットデメリットがあまり議論されていないので、結局
どうすべきなのかがなかなか見えてこないのが困りものです。
例えば、関税撤廃で安価な海外製品が入ってきて、国内生産の製品が売れなくなると
します。安価な製品の購入が選択肢に入るのは消費者すなわち一般国民にとっては
メリットだと思います。国内製品が売れなくなるのは消費者の選択の結果でもあり
ますし、消費者に選択されない産業を保護する必要があるのか、という気もします。
食料品で言えば、食の安全とか食糧自給率の話とかあると思うんですが、そういう
議論をせずに農家の方の困ってるところなどを報道するケースが多いので、結局感情
的な議論やポジショントークに終始してしまいますよね。
池上彰さんあたりの解説を聞いてみたい気がします。いいネタですからどこかの番組
ではやってると思うんですが、残念ながら見たことはないんですよねー。
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