統一球問題が明るみに出る

今年プロ野球で使用しているボールが、去年までのいわゆる統一球とは違うということが発覚しました。去年の抜き取り調査でボールの反発係数が当初予定の数値よりも低かった(予定よりさらに飛ばないボールだった)ことから、今年はより反発係数を高めたボール(より飛ぶボール)を使用していると言うことです。

個人的には飛ぶボールでも飛ばないボールでも、公平性が保たれてさえいれば問題はないと考えます。統一球導入という大きな変革を行ったわけですので、検証と改善を行うことは当然です。ですが、それを非公開でやっていたというのは大きな問題でしょう。

時期としても、キャンプとオープン戦までは以前の統一球で、開幕から新しい統一球だとか。これってチームの戦略に影響を与えますし、その影響も投手力重視か打撃力重視かで変わってくるんじゃないでしょうか。とすると公平性にも疑問を呈さざるを得ません。

コミッショナーが関与しているのか、下が勝手にやったことなのかはわかりませんが、納得のいく説明をしてもらいたいですな。

あとNHKの取材に対して、今年打撃好調であることについて「統一球にみんな慣れてきた」「具体的には企業秘密だが、バットのしなりが重要」などと語っていたノリさんの立場は......。