俺が担当していた多変量解析演習は、他に2人の先生が担当する演習項目と合わせて1つの科目を構成しています。成績は担当する週ごとに10点(俺は6週で60点、他の先生方は4週40点ずつ)配点され、これを合算して評価することになっています。
先日取り纏めの先生から成績案が送られてきたのですが、各教員が自分の担当分に対してつけた評価を10点満点にしてからさらに3人分を平均するという方法で評価されていました。これだと3人の持ち点が等しくなるので、1週の重みに格差が出来てしまいます。
まぁ有り体に言えば、俺の持ち点が減ってしまいます。
シラバスには単純に合算すると明記してありますし、特に理由なく成績評価方法を変更されても困るので、この点について指摘してみました。ところが取り纏めの先生は海外へお出かけ(帰国?)されてしまい連絡がつきません。
このままだと原案で成績を出し、取り纏めの先生の帰国後に成績を単純合算方式で出し直す(成績訂正)ということになりますが、問題があります。単純合算方式に戻すと原案(3人平均方式)と比べて学生の成績が一様にダウンするんです。これは俺の担当分の平均点が他の2人の先生方の平均点より低いためで、俺の持ち点を増やせば当然こうなりますよね。
そして最大の問題は、その結果単位を出せないことになる学生が1名いる(原案だと可だが単純合算方式だと不可になる)ということです。
1度可を出しておいて、後から「君やっぱり不可ね」というのはさすがにまずいです。不可なら最初から不可を出しておかねば。
しかし取り纏めの先生と連絡がつかないとどうにもならないため、もう1人の先生と協議して、今日は朝イチで学務課に駆け込んで事情を話し、1度取り纏めの先生が入力された成績案を白紙に戻してもらいました。
その上で、後日俺が成績案を出すと言うことにしました。もう最悪間に合わなくてもいいです。成績を一時保留としておいて、後から可とか不可とか出す分には問題にならないでしょうから。
学生が訂正された成績を目にするのは次の学期末(3月)になってしまうので、留年リーチなどで早急に成績が知りたい学生がいたら申し出てもらえばいいでしょう。成績表になってないだけで、成績自体は出ているわけですから。
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