メン・イン・ブラック3を見る

今日は先月の出張の振替休日です。昼前にS子さんと近所のイオンに出かけ、
昼食を食べました。
その後買い物をするS子さんとは別れて地下鉄に乗り、名古屋駅前のミッド
ランドスクエアシネマズへ移動。メン・イン・ブラック3を見てきました。

メン・イン・ブラック3

MIBは大好きなシリーズですが、やっぱりまぁ何というか偉大な前作の壁は
高いとでも申しましょうか。いやもちろん面白かったし楽しめましたけども。
ツッコミどころも多かったように思います。特に気になったのは以下の2点。
(ネタバレ注意)

・過去改変で2012年時点の世界が変わる中、Jだけが元の記憶を保持してる
・時間移動はドラえもんのタイムマシンのように自分が独立して過去の世界へ
 移動する(その時代の自分と対面の可能性がある)はずなのに、劇中終盤に
 行った時間移動では巻き戻す形(その時代の自分そのものになる)だった

1点目については時間移動ギミックを提供した異星人の台詞や、チョコミルク
のくだりが伏線だと思うんですが、うまく消化できてない感じです。
2点目は......まぁ複数の形式の時間移動ができることになっていたという感じ
でしょうかね。無理矢理解釈するならば。
コメディSFですからどんな荒唐無稽な理論でもいいんですが、劇中での扱いは
統一して欲しいです。それが俺の重んじる「世界観の作り込み」に繋がります
から。

あとあの5次元空間を認識する異星人の存在は面白かったですね。ストーリー
を考えればご都合かも知れませんが、それくらいはいいです。
通常の3次元に時間軸と並行世界軸を加えて5次元ということでしょうか。
時間移動による過去改変やタイムパラドックスによる並行世界の存在を逆手に
取った面白いキャラでした。

シリーズでずっとKを演じていたジョーンズ氏がだいぶ高齢になってやや心配
でしたが、Jと若いKとのやり取りもなかなか楽しめて良かったです。
最後のオチはちょっと蛇足感もありますが、一応劇中に伏線もありましたし
ぎりぎり許容範囲でしょうか。それをあっけにとられてただ見てるJが何だか
笑えました。

あとはそうですね、ボスキャラたるアニマルボリスの弾けっぷりがイマイチ
でしょうか。1作目や2作目の敵エイリアンに比べるとインパクトが。
冒頭の登場時だけはなかなかの迫力だったんですがねぇ。脱獄に手を貸した
お姉ちゃんがあっけなく見捨てられたのは面白かったですけども。
カメオ出演のタレントが何人もいたようですが、レディ・ガガしかわかりま
せんでした。そもそも俺は外国人タレント自体詳しくないので仕方ないです。

まぁいずれテレビ放映されることがあれば、改めてじっくり見てみたいと思い
ます。DVD買うほどではないですが。
あ、でもノベライズがあれば買ってもいいかな。

それにしてもタイムパラドックスものは難しいですよね。その点、「ハリー・
ポッターとアズカバンの囚人
」は本当によく出来ていたと思います。